ニセムラサキアブラシメジ[2023年(R5年)11.22] 五十人山
登山道を歩いてほとんどきのこを見つけられない状況の中、唯一きれいな状態のきのこがありました。「新版北陸のきのこ図鑑 池田良幸著」の記述にほぼ合致するニセムラサキアブラシメジ(仮称)でした。現地撮影後に持ち帰り標本撮影と胞子の確認をしました。
図鑑の記述の中の記になる点の一つは、図鑑では傘は強粘性と記述され、採取したきのこは野外撮影の写真を見ると「湿時に粘性があった」と思われますが、強粘性のようには見えない感じです。強粘性だが乾きやすい性質を持っているのか気になるところです。
さらに気になるのは、柄の表面頂部が図鑑では「条線あり」ですが、採取した子実体は柄頂部の条線が「不鮮明な網目をなしている」ように見える点です。
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