クロフチシカタケ(Pluteus atromarginatus)
ウラベニガサ科ウラベニガサ属

クロフチシカタケ

クロフチシカタケ[2022年(R04)05.26] 牡丹園

クロフチシカタケは材上生(倒木や切り株)であるが、この子実体は草地の地面から発生しているように見える。そこできのこを採取する際に、柄の基部を慎重に掘ってみると、木の根と思われるものから発生していた。

久しぶりの出会いでした。嬉しいです😍
パッと見た時にウラベニガサ属のようだと思いました。スマホしか持っていなかったのでとりあえず撮影し、翌日に再度撮影に行ってきました。
日本の図鑑では「青森県産きのこ図鑑 工藤新一著」と「山渓フィールドブックスきのこ」に掲載されていますが、胞子や側シスチジアの記述がありません。洋書図鑑やネットの「MushroomExpert.Com」の「Pluteus atromarginatus」に記述があります。ひだが黒っぽく縁取りされていて、ウラベニガサと同様な側シスチジアがあります。
MushroomExpert.Com」には針葉樹の朽木に発生、「青森県産きのこ図鑑 工藤新一著」では広葉樹に発生し、針葉樹発生のものと同一か要検討的な記述があります。洋書では針葉樹、広葉樹の両方の朽木などに発生と記述されています。
今回観察したきのこは、なんと地面から発生していました。柄の基部を少し掘ってみると、樹種不明ながら木の根から発生していました。周辺はほとんどがアカマツですが、広葉樹も数本あるのでどちらかは不明でした。

クロフチシカタケ[2020年(R02)09.26] 浜通り

今回のは幼菌だったのでクロフチシカタケと思わなかったが、ベテランのT氏の見立てでクロフチシカタケになった。帰宅後に図鑑と照合し間違いないと思ったのだが、今見返してみると柄が中空気味だ。図鑑の記述では柄の断面に触れていないが、ウラベニガサは中実と解説されているので、気になるところだ。

クロフチシカタケ[2013年(H25)07.16] 牡丹園

アカマツの切り株にウラベニガサみたいなきのこが発生していた。図鑑によるとウラベニガサは広葉樹に発生すると記載されている。
いくつかの図鑑を見てみると,針葉樹の切り株に発生する,クロフチシカタケがあるらしい。
ひだをよく観察すると確かに縁どりされている。

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